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冬は保湿を!!

保湿剤の正しい塗り方と使用方法について勉強しました!


皆さんは体の表面を覆っている皮膚がどんな構造をしているかご存知ですか?
人間の皮膚と言うのは元々細胞が変化した垢の層(角質)で覆われています。

その表面に皮脂と呼ばれる脂質の膜を作り、水分の蒸発や外からの刺激を防いで体を保護しています。その防御機能が低下すると様々な皮膚のトラブルを引き起こしてしまいます。

皮膚トラブルの中でも高齢者の方は皮膚の乾燥が起こりやすくなっています!

乾燥する原因としてあげられるのは・・・
@加齢に伴う生理機能の低下
A外気・気温の変化
B過度な冷暖房の使用
Cナイロンタオルを使用し体の洗いすぎ

                                      となっています。

入浴や洗身の注意点は

@湯の温度は38〜39℃程度が適切! → それ以上高い温度になると皮膚のバリア機能である皮脂が溶けてしまうため。

Aナイロンタオルなどでごしごし洗わない! → 角質を取りすぎてしまうとこれもまたバリア機能の低下を招いてしまいます。

B保湿剤を塗るときは入浴後なるべく早く! → 5分以内が理想とのことです。

乾燥が進んで皮膚が薄くなると神経にも刺激が伝わりやすくなり、かゆみを感じやすくなります。
それを防ぐためにも、正しい保湿剤の塗り方が必要になってきます!

基本的な保湿剤の塗り方として・・・
@手を清潔にして、保湿剤を取る。
量は クリーム:第一関節分 ローション:1円玉大 が目安です。この量で成人の手のひら面積二枚分に塗れますので、足の場合は6回程手に取ります!

A保湿剤を点で置くようにします。
一ヶ所において広げようとしても、目測できない細かい皮膚の凹凸によって塗りムラが出てしまうので、ちょんちょんと初めに点で置く方が効果的です!

B指先ではなく、手のひらを使って優しく丁寧に出来るだけ広い範囲に塗る。
すり込むようにではなく、優しく広げる様に塗るのがポイント!


基本の塗り方をマスターした後は、工夫することでもっと効果的に保湿剤が作用できます*キラッ*
・保湿剤というのは、皮膚から水分が逃げないように”ふた”をする役割を持っているため、保湿剤を塗る前に化粧水で皮膚を軽く湿らせておくと効果的です。
・入浴後は皮膚が十分に水分を吸収しているので、入浴後5分以内に保湿剤を塗って下さい!
目安としては、ティッシュが皮膚に付く・皮膚がテカる程度が適量となります。
皆さんの塗り方はいかがでしたか?塗り方によって得られる効果はかなり違うとのことなので、皆さんも上記の点に注意しながら保湿剤を塗ってみてください!






[登録日] 2015/11/12 | 固定リンク